瞬間(とき)を踊る in 八女 9.23 sat.

舞踏家・岩下徹さんと、福岡で活動するダンスユニットのハエちちの二人の公演が9月23日(土)の夕方に開催されました。岩下さんは舞踏集団・山海塾のダンサー。ハエちちのお二人は八女の美術作家で、何かとお世話になっている牛島智子さんの知り合いです。4月のかめのぞき展開催中に来場された際、郡役所の雰囲気を気に入られたのがきっかけで上演の運びとなりました。

ハエちちの公演は影絵や赤いロープのようなものを使いオリジナルの音楽に合わせて踊っていくなかで郡役所の大きなホールがこれまでとは違った空間に変わっていく面白い体験でした。一方、岩下さんは外から聞こえてくる音にあわせて(燈籠人形のお囃子とか)踊るうちに、そのまま空間そのものになって、見ているこちらが空間に吸い込まれていくようで、終わった後の余韻と合わせ不思議な感覚でした。前日の映画とまた違い、表現で空間そのものが変わっていくのが興味深く、郡役所が動き出してそんな経験を何度もさせてもらっています。

会場で配られたチラシに書かれたハエちちの宮原さんの文章がとても印象的だったので抜粋して紹介します。

「旧八女郡役所に初めて足を踏み入れた時、ふと頭をよぎった音があった。(中略)この場所で身体にふわっと舞い降りて消えていった。全然関係ない場所で思いもしない記憶が体の中から湧き出てくるということは、結構あるんじゃないかなと思う。それは幸せな時間でもある。(略)」

 

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